2013年3月7日木曜日

冠婚葬祭

冠婚葬祭

正直、そのいずれもに対して否定的な考えを持っていた

ただのイベントとしての意味しか持たず
バレンタインやクリスマスと同じ、経済活動の一環
といってもいいような気がしていたからだ。



先日親族の葬儀があった。

めったにない事であり慣れないのは当たり前
それにやはり人の死に直面するのはイヤなものである。

前日のお通夜~告別式と時間が過ぎるあいだ
なんとも居場所のない、やりきれない思いで頭の中が一杯だった。


そんな中 ふと思った

式の進行に伴って場の雰囲気がなんとなく変わってきたのだ。

ひとつひとつ問題を解決し眼前に晴れ間が見え始めたような
そんな感覚だった。


最高潮は火葬場になる。

死後たましいが居なくなり
火葬後はその肉体も居なくなってしまうことは
家族にとって“本当の別れ”となる瞬間。

ここにその故人のすべてが凝縮されているように見えた。

たくさんの人に惜しまれ見送られた故人は
幸せ者であったと思う。







さて、そんな中で感じたことは


葬儀とは

『故人が遺族の結束のために用意してくれた場』

ではないか? と思えたことである。




人が死ぬのは残念なことであるが
残った家族の表情からは
明るい未来を感じずにいられなかった。







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