2013年5月30日木曜日

宮城ソロキャンツー 2日目












明けて翌朝
雲の多い空模様ですが無風でおだやか。
こんな天気でよかった。

というのは
実は今回、肝心要のシュラフを忘れてきてしまい、一時はレンタルも考えますが強行突破。
さいわいにもダウンジャケットは持ちあわせていたのでそれを羽織り
足にはバイクジャケットを巻くことで何とか一晩持ちこたえました。 (ヽ´ω`)

10度を下回るような気温ではツラかったでしょうが、寒さで目を覚ますこともなく快眠できたのは
バイクツーリングの体力回復の意義で大きいと思います。





起床時間は6時
キャンプ場は8時以降のチェックアウトが基本であり時間に余裕がある。

ので、場内散策








とにかく静かですねぇ
文明の音がまったくしない。
キャンプの朝って感じですが、時に自分が忘れ去られたようで寂しささえ感じます。









さて、やることもないので朝食をば
メニューはパンと前日出番がなかったミックス野菜を南部鉄器で調理した“野菜だけ炒め”






まぁたいしてウマイこともありませんね。

南部鉄器はサビが出やすいので、このあとしっかり洗ってシーズニングを施します。










その後、ほどなく撤収も完了したところで
管理棟近くにあるゴミ置き場へバイクでひとっ走り。

歩くのが面倒な距離であり、場内だからノーヘルもOKでしょ?














8時をすぎ、退出可能となったところで
前日のライダーさんに挨拶して二日目、帰路へと出発します。











出発からしばらくは、通勤渋滞とは縁のないような田舎道
途中4号国道に乗っても「ここは高速道路か?」ってぐらいの快走ぐあいで
順調に歩を進め、アッちゅう間に最初の目的地

小原の材木岩に到着です。













観光地としてはかなり寂しいところでしたが、自然の造形美は素晴らしい。
写真ではイマイチ表現できないけど、目の遠近感が狂うほど壮大で迫力のある場所でした。
またチャンスがあればぜひとも立ち寄りたいポイントです。






お次は、すぐ近くの道の駅・七ヶ宿(しちかしゅく)でドリンク休憩






ここへは3年ほど前にも来ています
眼前のダム湖からは予定時刻に噴水があがるようでしたが
まだ半端に時間がありスルーして次へ向かいます。



七ヶ宿ダムから山形方面へ向かう国道113号線がこれまた快走路で
道の駅たかはた付近までの数十キロはあっという間に駆け抜けられます。

う~~ん、やっぱこの方面はリピート確定だわぁ。 (*^_^*)









米沢市内では少々モタツキますが
無事に目的地『上杉神社』に到着。












漫画『花の慶次』に登場する上杉家に興味を持ち、どうしても訪れてみたいと思ってました。
けど、来てみるとその知識の無さから感銘を受けるようなことがなく、ちょっと自分がナサケない・・・













米沢を経つといよいよ帰宅モードに入ります。

喜多方に至る国道121号線は、もはや高速道路なみの激走区間で
春秋のツーリングコースには、ぜひとも入れたい区間です。

しかし夏を抜いたのは、この地方ならではの暑さと午後に訪れる雷雨の被害から逃れるため。
太平洋岸ではそうそうありえませんけど、ここでは夏の風物詩と化してるのではないでしょうか?






喜多方の手前にある道の駅・喜多の郷で、ランチと最後の休憩






食事処に“ラーメン丼”と“ラーメンバーガー”なるものを大々的に宣伝していた。
折角ここまでやって来ているので両方を昼食として注文、ちとボリュームオーバー気味ですが、売り込みのワナにハマってみましょう!


え~、食後の感想は・・・



はい、ワナにハマりました! (ヽ´ω`)




ドンブリ・バーガーともにラーメンらしい味付がされておらず味気ない
チャーシューも繊維質でトロトロというには程遠いかと。
こりゃ、リピーターはいないんじゃないか?という一品に見事ダマされました。


ダマされはしたが腹は一杯
喜多方から猪苗代湖横を抜け、須賀川を経て一路太平洋岸まで一気に走りきりました。







二日間の走行距離 565キロ。
結構な距離ですが快走区間も多くライディングは楽でした。

天気に恵まれ、梅雨入り前のキャンプを絶好の条件で終えたことに感謝。









PS




虫に刺された腫れ具合がハンパねぇ~ (*_*)








終わり















2013年5月29日水曜日

宮城ソロキャンツー 1日目











毎度のことながら、キャンツーの日が近づくにつれ天気予報が気になります。
しかしこれまで、雨のために中止または延期になったことは一度もありません
それほど天気に関しては“持ってるなぁ”と我ながらいつも思うのです。

そして迎えた5/27(月)
夜勤明けのコンディションではありますが、体調はまずまず
お天気も雨の降るような気配がなく今回も上々の滑り出しとなります。






今回の足車の様子





※ キタナイ背景は気にしないで下さい。

今回ロングツーとあって選択したのはKawasaki Ni◯ja1000
パワーがあるのと任意保険に加入しているので文字通り“保険が効く”ということで。

サイドバックは片方のみ装着
トップケースは旅先での荷物増加に対応するべく、この時点では半分程度しか入れていません。

ここまで積むとビックスクーターとほぼ変わりない積載性があるようです。
さらにパワーがあるぶん走行に何の支障もありません。












出発から出来るだけ交通量の少ないルートを選択して走る。
ロングツーの場合は疲労軽減のためいつもそうしてます。








福島第1原発を大きく迂回するルートで相馬着。
『道の駅そうま』で軽めの昼食を食べます。(夜に備えあくまで軽く)







が、このメロンパンが効いた~。 (ヽ´ω`)
なかにタップリのクリームが入っていて糖分過多だったかも・・・
メロンパンというと表面に甘いのがうっすら付いているだけかと思ったのが間違い。







道の駅を出て海岸線を北上





それにしてもこのあたりはダンプカーの多いこと多いこと
復興作業が急ピッチで行われている感じです。






時間も余裕なので相馬漁港にも寄ってみた








2年の月日は経てども災害の爪跡はそのままという感じ
ここが人々の賑わいに包まれるには“首都機能移転”など
地方の過疎化を防ぐ政策が必要かもしれない。








百尺観音







珍しいものかと思えば、千葉県の日本寺にもありました
日本全国探せばまだまだ有りそうですね、百尺観音ってやつは
いったい何を思って作るのか? まったく解せません。






少しは期待していた観音様も不発に終わり・・・、あとはキャンプ場を目指すしかない。











ほどよくキャンプ場近くにやってきて道の駅村田で最後の時間調整

しかしこの時はとても暑かった。。。
おそらく気温は30℃弱といったところ。
まだ走れば涼しいが、休憩で汗が吹き出し体力消耗するイヤな季節が一足早くやってきた。








今回のキャンプは“ノンビリ焚き火”がキーワード
いつもの調子だと、いち早くキャンプ場インしてプシュッとやってしまい
夜は早々に撃沈という情ないパターン。
だからゆっくりキャンプ場に到着したかったのです。


もうキャンプ場はすぐそこなのに、往生際悪く釜房湖を一周。










のどかで良いところです。






今回のキャンプ場『エ◯キャンプみ◯のく』 







他の方のブログで紹介されていて、かなり良さげでしたのでぜひ利用したいと思っていました。

どうやらここは国営の施設なんでしょうかね。
併設の公園と併せた面積はかなり広大で、これだけでキャンプ場では静かに過ごせるでしょう。

まず入口に守衛がいるゲートあり。
ここは「キャンプ場利用者です」と告げ通らせてもらいましたが
公園のみの利用だと通行料(100円程度)が取られるようです。





このゲートまでの距離も結構あるのですが、次のキャンプ場管理棟までも距離があります。
とても徒歩では行く気になりません。

管理棟には売店併設でいろいろなものが売っています。
未確認ですがビール類はないと思います。
(たしか国営公園ではアルコール販売禁止だったかな?)


今回は当日電話予約でしたから、ここで諸々の情報を用紙に書き込み手続きは完了です。
通常予約だと、一週間前までなので申し込み完了の案内が自宅に郵送されるみたいです。




さて、いよいよキャンプ場in (まぁ、経費削減でフリーサイトですが・・・)












まぁ、ホームページもなるので細かい説明は省きますが

ここはイイ!   かなりイイ!

正直言って、非の打ち所がないとはこのことか。

トイレ棟は立派な作りで自動ドア完備。
トイレっぽいにおいは皆無でかわりに木の匂いが漂ってた。(*^_^*)

炊事棟もかなり立派。
全部ではないが温水も出るとかで、そちら寄りのサイトが人気みたいです。





まずは設営をサクサク~っと





温水が出なくて人気のない方に張ったので周りには誰もいない。
つーか、平日なので10組にも満たない利用者ではまったく持て余してしまう広さ。

実は、この設営中いつのまにか毒虫に刺されてたようで
のちのち痛みで苦しむことになるんですが
そんなことはどうでもいいぐらいにサイコーのサイトです。








設営後、さっぱりするため場内の風呂へ







たぶん一番風呂、しかも貸切り。
休前日ですと露天風呂も利用できるそうですけど
なんの、内風呂だけでも十分です!
あっ、洗剤とかドライヤーがないので、そのへんは考慮する必要あります。








さっぱりしたら、ヤルしかないよね・・・?  プシュッ







え~と
キャンプ場近くの町を廻った所では、大手のスーパーはないですね。
小さなものはあったのですが品揃えはそれなり・・・
積載に余裕があれば4号国道あたりで調達したほうが良いと思われます。

それでも、プシュッとやってしまえばなんでも一緒・・・?
のどかなキャンプ場をぼんやり眺めながら一日を振り返ります。











いつもキャンプの夜はアルコールで麻痺して食べ過ぎてしまいます。
なので今回は調達時点で量を抑制してみましたが、結果的に程良かったですね。

アルコールも食べ物もほどほどが一番!












夜になると写真が極端に少なくなります。
しかし今回のキャンプでは、人生で初めて他のライダーさんとの語らいの時間がありました。


福岡県からお越しの◯◯さん。 (お互いに名乗らなかったのでお名前は知りません)
福岡からというので驚きましたが、聞けばこれから北海道を目指しているとか。
さらにその後は日本海側を福岡に向かい、完全ではないものの日本一周の計画とか。。。

いやいや、私より年配のようでしたが、その行動力には感服致しました。
私の話術が長けていれば退屈させずに済んだでしょうが、いかんせん話下手ですので
1時間ちょっとぐらいでそれぞれのテントへと散会となりました。

人生それぞれ、いろいろな事情があるもんです。
ですが、もし一人になったとしても、強く生きていける人間になりたい。((・∀・))







と、熱く語っておいてなんですが、B-6君って、ちょっと・・・

焚き火台として使うには致命的に小さすぎじゃないでしょうか?
通常購入する薪だとかなり細く小さくカットしないと載せきれませんよ。
その労力が半端ない。

これはA-4君の購入だな・・・と
ひとり思いながら至福の夜は更けていくのだった。。。





                         二日目につづく