今を楽しもう！: 車中泊型、親子旅第二弾～田代島編～

前編からのつづきです。

道の駅・上品の郷での車中泊は概ね快適でした。
人気の駅とあって夜間でもかなりの台数がいたなぁ。

なかでも気になった一台は
前日夕方から翌朝まで、ずぅ～っとエンジンかけっぱの軽カー。
車内には若い(?)男性がひとり
誰かを待ってるにしては長すぎるし
まさかっ休憩中のド◯◯ウでは！？と変な考えがよぎったり。。。
結局最後までダンマリだったんだけど何なのよ～？

はてさて、今旅の目的地『田代島』に渡るべく、ササッと石巻港に移動
そして船に乗り込みます。

今回利用の船は「網地島ライン」という会社所有の
ブルーライナーという220名乗りの船でした。
石巻発着場の建物内券売機で往復の乗船券を購入。
ちなみに、行きは石巻～田代島の大泊港まで
帰りは仁斗田港～石巻って乗り方ですが
大泊までの往復券を買えばＯＫとのことでした。
まっ金額は同じなので当然っちゃ当然か。

しっかし、中学生は大人料金なので二人で5000円ほど。（イタイ！）

乗船券のチェックは乗り込んだ後にするので各自勝手に船内へ

「飛行機は落ちる」、「船は沈む」が自然の摂理。
どことなしに心配はありますが覚悟を決めて、出発～～！

出港してすぐの時点でも船は結構揺れた。
“うねり” と言うんでしょうかね
盛り上がった海面を乗り越えるたび “ ザッパ～ン ” ってぐあいに。

しかも一番前に乗ったもんだから
揺れは最大級でした。

乗り物酔いしたことがない私は終始ピンピン
子どもはというと “ ちょっとヤバめ ” とのこと。
結局ふたりとも無事に乗り越えました。

ちなみに私の隣のお兄さんは
通路でぶっ倒れてゲ◯ゲ◯ゲロッピ～でした。(*´ω｀*)

もらいゲ◯を回避するためオープンデッキへ

ちょっと肌寒いけど天気が良くて気分爽快！

そうしているうちに田代島の島影が近づき

我々は大泊港で下船。
たしか３～４人しか降りませんでしたね。

船はお次の港、仁斗田港へ。
ご一緒した皆さん、また後で！

田代島に渡る場合、一般的に仁斗田港で下船する方が多いようです。
でも時間はたっぷりあるので出来るだけ広い範囲で
島を歩いてみるのが良いかと思い大泊で降りたのです。
猫神社に行きたい場合はこうするのも良いと思います。

歩き出して数歩で“ 第一島猫発見！”

案の定、人慣れしてる。
それと、島という閉鎖された空間での血統か
黒猫率が高かったな。

大泊港からしばらくは上り坂が続き
ようやく平坦になったあたりで “猫神社”が見えた。

のそのそと二匹の猫が寄ってくる。
あまりセカセカしてないのが島猫の特徴？
スローな猫と静かな環境が現実を忘れさせます。

ズンズン歩を進めると

ところどころでお猫様と遭遇

みんなマイペースです

海が見える高台にある『マンガアイランド』（ネーミングの由来は不明）

ここは猫もたくさんいて景色も爽快
島一番のビュースポットでした。

ちなみにコチラ、水洗トイレありテーブルありですので
持ち込んだ食べ物を摂るにはここがBESTっぽいです。
（今回、訳あって食べられませんでしたが・・・）

猫はよってくるんですが
やたらと食べ物を催促するわけでもなく
思い思いに自己アピール(?)しているような状況。

これぞ猫島！って感じの場所でした。

マンガアイランドから道なりに下って行くと海岸にでた。

先の震災では、下の青い看板まで津波が押し寄せてきたようです。
よく見ると土台だけ残されているのが幾つかありますね。

海岸まで来ると、あとは帰りの船着場・仁斗田港に行くのみです。
しかし我々、“あるもの” を忘れたばかりに昼飯にありつけていません。

その“あるもの”とは・・・・

「ライター」でした。

カップ麺を持ってきたもののお湯が沸かせないという失態。。。
なんたることか。

困りにこまって、島の住民の方にお声掛け
「すいません。ライターありませんか？」

いや～、怪しい人でしょう！
放火でもするのかと。

「たばこヤメたからライターはないんだわ」的な回答でしたが
当然の反応でしょうね。

失意のまま、トボトボと歩き
漁港そばの東屋とトイレがある公園まで来た時に奇跡が起きた！